ほくろについて
ほくろ(色素性母斑)とは、色素細胞が増えることでできる良性のできもの(良性腫瘍)です。生まれつきのもの、子供のときに生じるもの、大人になってから生じるものがあり、茶色や黒の小さなしみや隆起として体のあちこちに現れます。
ほくろ自体は良性疾患ですが、皮膚悪性腫瘍との鑑別が大切です。特に悪性黒色腫はリンパ節に転移しやすく、進行が速いことが多いため、なるべく早期の治療が必要です。短期間で急に大きくなったり、色が濃くなったり、色素が周りの皮膚に染み出してきたり、硬化してきた場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。
ほくろ除去は、皮膚科で診察を受けて健康上の問題があると診断された場合、保険が適用されます。ほくろが良性で日常生活に支障がない場合、または美容目的で除去する場合は、自由診療となります。
いぼについて
いぼとは、皮膚の一部が盛り上がった小さなできものです。
「ヒトパピローマウイルス」というウイルスが原因で、皮膚の小さな傷から感染し、いぼを形成します。
うおの目やタコに似た小さなできものができますが、自覚症状はほとんどありません。いぼができると気になるものですが、自分で引っ掻いて治そうとすると、かえってウイルスを撒き散らす可能性があります。いぼを見つけたときは、数が少ないうちに当院を受診してください。
当院でのほくろ・いぼの治療
ほくろ・いぼの種類やお肌の状態によって、治療法が異なります。
お肌の状態をしっかり診察することが大切です。
- 液体窒素:超低温の液体窒素を綿棒につけていぼを直接凍結する方法です。
- 切除手術:大きさがあるほくろなどを切除により除去します。
- レーザーフェイシャル:繰り返し照射することでほくろを薄くします。
当院で行う手術について
当院では、局所麻酔による手術を行っております。対象は粉瘤やほくろなど、さまざまな皮膚の腫瘍です(大きさや部位によっては、他院への紹介が必要な場合もあります)。手術後の傷跡をきれいにするため、皮膚の表面だけでなく、深部も溶ける糸で縫合する「皮下縫合」を積極的に行っています。また、糸による跡を最小限にするため、細い縫合糸を使用しております。
レーザーフェイシャル

レーザーフェイシャルとは、メラニンによく反応する低出力のレーザーをお顔全体に照射し、お肌の悩みを改善する治療です。米国キャンデラ社のジェントル・レーズ・プロを使用します。シミ・そばかす・くすみ改善のほか、皮膚の新陳代謝やコラーゲンの産出を促す効果も期待できるので、お肌にハリを持たせます。痛みも少なく、ダウンタイムもほとんどありません。
料金はこちらほくろ・いぼ治療の流れ
1. 予約
まずは、一般皮膚科でご予約をお取りください。ネット予約が可能です。
2. 受付
2階一般皮膚科にお越しください。受付を行います。
3. 診察
お肌の状態を医師が診察します。お一人おひとりの状態に応じた治療法を計画します。
4. 処方・施術
塗り薬や飲み薬など、処方される薬があるときは、その使い方などの説明をします。
保険適用の施術の場合は施術日をご案内します。
レーザーフェイシャルをご希望の場合は3階美容皮膚科にて施術を行います。