エクオールについて
2020.06.14
エクオールは、エストロゲンという女性に大切なホルモンに似た構造を持つことから、その受容体に結合しエストロゲン様作用を有します。更年期にはエストロゲンが急激に減少するため、めまいやほてり、突然かーっと熱くなり大量の汗をかくホットフラッシュ、精神的なイライラなど様々な症状が出やすくなります。それらの症状に対し、エクオールを「補充」すればいいのです。

エクオールは、大豆イソフラボンのひとつが腸内細菌の働きによって産生される代謝物です。つまり大豆を食べることによって人間が作り出すもの、です。しかし、エクオールを自分で作り出すことができるのは、日本人では2人に1人なのです・・。(自分で作れるか作れないかは、検査キットで判明します)作れる人でも、腸内環境など状態により産生できない場合もあります。

作れないなら、エクオールをそのまま摂取しましょう、というサプリメントが「エクエル」です。やや粒が大きくて飲みづらいですが、いわゆる「薬」ではなく、「サプリメント」なので副作用などはそれほど気にせず飲み続けることができます。


資料をよく読むと、シワの改善効果もあるようです。これは聞き捨てなりません。
また最近の報告(日本美容皮膚科学会誌vol.30)では、女性の薄毛にも効果があることが分かりました。その論文によると、エクオールを作れる人と作れない人では、毛髪の密度・細い毛の割合・まとまり・つや等に差があるそうです。

40代~の女性は飲んでもいいですね!
当院でも窓口で購入可能です。
2020.06.14 17:20 | 固定リンク | 皮膚のお話
常磐医学会
2019.02.20
先日、いわき市内で開かれた常磐医学会という学会に出席しました。
以前は年に数回開催されていたそうですが、現在は年に1回開催し、今回は94回目という歴史ある会です。


コメディカルや研修医からの発表もあり、いろいろと意見交換がされていました。
私は以前大学で血管腫治療を担当していた経験から、「口唇の血管腫・血管奇形の治療方法の検討」というタイトルで発表させていただきました。内容を詰め込みすぎて発表時間をかなりオーバーしてしまい、座長に迷惑をかけてしまいました・・。

様々な職種の医療関係者が集まって意見を言える、貴重な会ですので、今後も継続していただきたいと思います。
2019.02.20 08:50 | 固定リンク | 皮膚のお話
アンチエイジング
2018.11.11
東京で開催されたアンチエイジングセミナーに参加しました。


今回のセミナーの企画のひとつに、顔の老人性色素斑や肝斑・遅発性大田母斑などいろいろな画像がでてきてその診断や治療を参加者のスマホで答える、というのがありました。とても楽しく勉強になりました。
筑波大にいた8年は、いろいろなアザの治療をしていたので、顔面のアザの診断にはそこそこ自信がありましたが、難しい問題があってかなり悩んでしまいました。まだまだ精進が必要です。

切開することなく腋臭症(わきが)の治療ができる機器や、最近流行の、機器を使ったたるみ治療などの講義もあり、興味深く拝聴しました。

広い展示ブースがあり、いろいろなレーザーや治療機器を見てきましたが、その中におもしろいものをみつけました。自宅でたるみ治療ができる機器です。たるみ治療で有名なのが、サーマクールという機器ですが、これは本体やチップが高額なので1回の治療で20万円とかしてしまいます。さすがにサーマクールほどの効果はないと思いますが、似たような治療を自宅で自分でできるというシロモノです。早速、購入方法を聞いてきましたので実際に使ってみたいと思っています。効果があればまたご報告いたします!
2018.11.11 22:11 | 固定リンク | 皮膚のお話

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